Dentsu Innovation Studio

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電通イノベーションスタジオはサンフランシスコの中心部に位置するソフトウェア開発会社です。私たちはシリコンバレーと日本のパートナーと協業により、新規事業を創造します。テクノロジーを活かして新規事業を構想で終わらせることなく、世の中に届け、成長させて行きます。

マガジン

  • DIS Talk

    • 8本

    DISメンバーによるプロダクトやサービス、デザインに関する考察です。

  • DIS Tech Cast

    • 12本

    DISで取り組んでいるものや、米国で流行っているテクノロジーについてご紹介します。

  • DIS Product Byte

    • 10本

    DISメンバーが選んだ米国の注目プロダクトをご紹介します。

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最近の記事

AirbnbやYelpから学ぶコミュニティ活性化のフレームワーク

「クリエイターエコノミー」や「コミュニティ」という言葉が最近のテック業界ではバズワード的に毎日のように取り上げられており、幸いにも私もコミュニティプロダクトに関わるきっかけがあったのですが、自分のコミュニティに関する知識がないことに気づき、色々勉強をしていました。そのまとめた知識をせっかくなので世に晒すことにしたのがこの記事です。 この記事は主に「The Business of Belonging: How to Make Community your Competitiv

  • SXSW2023に行ってきた - 最新テクノロジーの祭典

    Dentsu Innovation Studioでプロダクトマネージャーをしております、にょそと申します。 私は5年間の中国生活を終わらせ、2022年9月からアメリカへ移住し、現在で半年が経過いたしました。アメリカに来る前と現在において、テクノロジー業界においては、生成系AIによって大きな変化が生じました。特に、2023年以降においては、日進月歩で進化していくテクノロジーのトレンドを追いかけることが日々の課題であり、情報収集に多大な努力を払っております。 同時に、テク

  • ついに公開!炭素排出量計算エンジンAPI「Carbnc」

    以前の投稿からしばらく空いてしまいましたが、日本版炭素排出量計算エンジンAPI「Carbnc」のサイトを公開しましたのでご紹介します。 改めての説明になりますが、Carbncは炭素排出量計算のAPIです。カーボンニュートラルを実現するために、企業だけでなく個人も行動変容していく必要があり、そのためにはアプリ等でのリアルタイムの排出量計算が必要になってきます。しかし、現在日本国内で公開されている排出量係数/原単位はエクセルやPDFなどで、そういう用途には使い勝手が悪いものでし

  • Earth Day 2022 Special: 日本版炭素排出量計算エンジンAPI 「Carbnc」 デモ公開

    4月22日はEarth Dayです。環境保護活動の功績を称えるとともに、長期的な持続可能性への取り組みに対する意識を高める日です。昨年よりこのタイミングでいくつかの環境系のテクノロジーを紹介してきましたが、これらのプロダクトをヒントに日本版の炭素排出量計算エンジンAPI「Carbnc」を開発したので、その背景も含めてご紹介したいと思います。 脱炭素系サービスの概況個人的には昨年あたりから脱炭素系サービスの存在感が加速してきたと思います。企業の行動変容としては既に多くの企業が

AirbnbやYelpから学ぶコミュニティ活性化のフレームワーク

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記事

  • SXSW2022速報!クリエイターエコノミーの未来?NFTでキャリア支援する世界作り

    現在テキサスのAustinに在住しており、2年ぶりに開催されたSXSW2022に参加したので、まずは速報です! 本記事では、特に印象に残ったPorsche UnseenというNFTとスポーツ界をまたいだ展示のリポートをします!(SXSW2022も残りわずかですが、参加しての発見など、随時他のトピックについてもレポートできればと思います。もし、特定トピックについて知りたいなどのご要望がありましたら、ぜひコメントください!) Porsche Unseen では早速ですが、S

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  • 米国の確定申告事情とCash App Taxesの狙い

    1月から4月にかけて、米国ではTax File(確定申告)の季節になります。そんな中、Cash AppにTax Fileの機能がリリースされました。米国のTax File事情も踏まえながら、この機能の意義について考察したいと思います。 (そもそもCash Appとは何?という方はこちら。) 米国のTax File事情日本で企業勤めをしている方は年末調整などほとんど企業がやってくれるので想像しづらいでしょうが、アメリカでは自分で確定申告(Tax File)をしなければいけま

    米国の確定申告事情とCash App Taxesの狙い

  • CES 2022、リアル参加での見どころ5選

    2年ぶりに年始の風物詩であるCESにリアル参加してきました。といっても、直前の年末年始でオミクロン株の米国流行が顕著になり、直前まで様子を注視し、移動・会場でも常に気を緩められずにいました。 会場はというと、Amazon・Meta・Googleといった大手企業等が出展/参加を直前で見送るなどもあり、割と閑散としてましたが、その反面快適であり、展示担当者ともプレッシャーなく話せる余裕がありました。 ちなみに、大手の展示場所は、リリースすると来年以降優先権がなくなる等があるら

    CES 2022、リアル参加での見どころ5選

  • 個人向け炭素排出量可視化サービスJoroの仕組み〜フリクションレスと正確性のバランス

    何度か続いている脱炭素系のエントリですが、これまで個人向け金融サービスや、一般向けカーボンオフセットの仕組みを見てきました。今回は個人向けの炭素排出量可視化サービスを見てみたいと思います。 個人向けの炭素排出量可視化サービスとは何かというと、企業ではなく個人が自分の生活でどれだけ炭素を排出しているかを算出・可視化してくれるもので、それにより地球に優しい行動へと変えるきっかけを与えたり、実際に出した炭素分を相殺(オフセット)したり出来るものです。 同種のサービスを見渡しても

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  • プロダクトマネージャー:PdMのコアコンピテンシーとは?どうやって評価すべきか?シリコンバレーのやり方とは

    革新的な製品が競争力を高め、将来の成長の原動力となることから、近年ではプロダクトマネージャー(PdM)の存在が注目されています。優秀なPdMの人材が求めらる中、PdMの役割といってもさまざまで、プロダクトの提案、お客様のヒアリング、そしてローンチまで責任をもつなど、色々な役割を果たす必要があります。今後さらに期待されるPdMですが、マッキンゼーの調査では、PdMに関連する教育が驚くほど未発達であることが見えてきました。 「期待される役割を果たしたり、将来のプロダクト・リ

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  • Venmoのスーパーアプリ化はCash Appへの逆襲となるか

    Square Cash Appの投稿ではじまった私のnoteですが、今回は比較対象にされやすいVenmo(ベンモ)を取り上げます。最近行われたUIリニューアルに彼らの方針転換がかなり明確に表現されており、優れた情報設計のアップデートにはユーザー目線とビジネス目線の両輪があってはじめて成り立つことがわかる良い事例です。 「スーパーアプリ」とはなにかという議論が湧いてきそうですが、この記事では様々な金融サービスを統合したアプリを意味しています。つまりVenmoは送金アプリから総

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  • 大手や製造業・スーパーアプリも続々!Flutter最新事例集

    少し前の話になりますが、今年5月に行われたGoogle IOでも多くのFlutterに関するアップデートがあったのでレポートにしてみました。 昨年からまた多くのFlutter採用の事例が出てきています。特に、大手企業や製造業・スーパーアプリなど、かなり利用が本丸寄りになってきているように感じます。現在Flutterの活用を検討されてる方や、今後のアプリ戦略を考えられている方にとって参考になるのではないでしょうか。 Grab (スーパーアプリ、東南アジア) (↑画像をクリ

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  • クラブハウスみたいなアプリをFlutter Riverpodを使って作ろう (Part 2/2)

    なんと前回から3ヶ月も空いてしまいましたね。riverpodやagora_rtc_engineなどはマイナーなアップデートがあったのでGitHubレポジトリーにあるコードを修正しておきました。 Part 1 - ログイン、オンボーディング実装 Part 2 - Firestore、Agoraとの連携 さて前回(パート1/2)はログインを実装した時まででしたね。まだの方は是非お読みください。今回Part 2ではFirestoreと絡めたルームのリスト及び各ルームの詳細情

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  • 今さら聞けないRobinhood②:他の証券会社とは一線を画する体験設計

    昨日IPOしたRobinhoodについて、前回は主な収益源となっているPFOF (Payment for Order Flow) の仕組みについて説明しました。この仕組みはコミッションフリーの株取引を実現してRobinhoodは一躍株初心者にとってのモバイル証券のスタンダードと言える程に成長した訳ですが、今や他の証券会社でも普及したビジネスモデルであることにも触れました。この記事では、このようにビジネスモデル自体がユニークでない中、なぜRobinhoodが引き続き多くの個

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  • 今さら聞けないRobinhood①:手数料無料のからくり、PFOFについて説明

    今年は米国フィンテック企業のExitが目白押しですが、その中でも最も関心を集めているのがRobinhoodでしょう。米国時間7/1(木)に開示されたS1や、いち利用者としての私の視点を交えながら、Robinhoodがなぜ注目を集めているかを紐解いていきます。 掘り下げ甲斐のあるプロダクトなので、数回にわたって投稿したいと思います。今回はビジネスモデルのコアとなっているエンドユーザーからの手数料無料ながら大きな収益源になっているPFOF(Payment for Order

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  • Cloverlyを使ったDXな脱炭素体験とオフセットマーケットの仕組み

    前回はCarbon InterfaceやPatchといった排出量算出やカーボンマーケットプレースのオープンAPIプラットフォームを、実際に使って日常にかかる排出量計算やそのオフセットする実験をしてみました。 さて今回は、Patchよりも少し前からあるオープンAPI型のカーボンマーケットプレースであるCloverlyを使い、同様の行動の排出量やオフセットコストを算出してみて、他プラットフォームとの比較をしてみたいと思います。 結論としては、世界中で行われ・Gold St

    Cloverlyを使ったDXな脱炭素体験とオフセットマーケットの仕組み

  • Carbon Interface & Patch: 最新テックを使ってカーボンニュートラルをやってみた!

    続けて環境系です!Climate Techや脱炭素領域でのDXやプロダクトデザインに興味のある方は、ぜひ見てみて下さい。 これまでは主にClimate Fintechを中心に、以下のような環境配慮型の金融サービスのトレンドや体験をみてきました: 今回はそういったサービスの裏側で使われている最新テックを紹介しつつ、実際に使ってカーボンオフセット等のアクションをする実験をしてみようと思います。目指せカーボンニュートラル! 用いたのはCarbon InterfaceとPa

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